グラミー賞（クラシック部門）

　2月9日にアメリカで第51回グラミー賞が発表された。日本では、メゾソプラノ歌手の藤村美穂子が録音したＣＤが、惜しくも受賞を逃したといった程度の報道しかされていない。ここで簡単に紹介してみるが、各部門ともアーティスト、作品（またはアルバム名）、レーベルのみにとどめる。ただし、カテゴリー97は人物名のみである。詳細は次のサイトを見てもらいたい。
http://www.grammy.com/grammy_awards/51st_show/list.aspx#29

・カテゴリー95：Best Surround Sound Album（声楽または器楽。アルバムのみ）
→パーヴォ・ヤルヴィ指揮シンシナティ交響楽団、ムソルグスキー「展覧会の絵」ほか、テラーク
・カテゴリー96：Best Engineered Album
→シカゴ交響楽団＋ヨーヨー・マほか、Traditions And Transformations、CSO Resound
・カテゴリー97：Producer Of The Year
→David Frost
・カテゴリー98：Best Classical Album
→ジェイムズ・コンロン指揮ロサンゼルス・オペラ、クルト・ヴァイル「マハゴニー市の興亡」、ユーロアーツ
・カテゴリー99：Best Orchestral Performance
→ベルナルト・ハイティンク指揮シカゴ交響楽団、ショスタコーヴィチ「交響曲第4番」、CSO Resound
・カテゴリー100：Best Opera Recording
→カテゴリー98と同じ。

・カテゴリー101：Best Choral Performance
→サー・サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィル、ストラヴィンスキー「詩篇交響曲」ほか、EMI Classics
・カテゴリー102：Best Instrumental Soloist(s) Performance (with Orchestra)
→ヒラリー・ハーン、ユカ・ペッカ・サロネン指揮スウェーデン放送交響楽団、シベリウス「ヴァイオリン協奏曲」ほか、グラモフォン
・カテゴリー103：Best Instrumental Soloist Performance (without Orchestra)
→グロリア・チェン、サロネンほかのピアノ曲、テラーク
・カテゴリー104：Best Chamber Music Performance
→パシフィカ四重奏団、エリオット・カーター「弦楽四重奏曲第1番・第5番」
・カテゴリー105：Best Small Ensemble Performance
→フェニックス合唱団、Spotless Rose、シャンドス

・カテゴリー106：Best Classical Vocal Performance
→ジョアン・ファレッタ指揮バッファロー・フィル、ジョン・コリリアーノ「Mr. Tambourine Man」、ナクソス
・カテゴリー107：Best Classical Contemporary Composition
→カテゴリー106と同じ
・カテゴリー108：Best Classical Crossover Album
→ザ・キングス・シンガーズ、Simple Gifts、Signum Records

個人的には、これらのうちカテゴリー99と101はタワー・レコードで試聴したのみで、残念ながら買ったＣＤは一つもない。