再演なのに値上げ

 東京の新国立劇場は、2009年の3月から4月の間に、ワーグナーの「ニーベルンクの指環」から「ラインの黄金」と「ワルキューレ」を上演する予定である。両演目は、それぞれ2001年と2002年にプレミエだったプロダクションの再演なのだが、にもかかわらずSおよびA席が値上げされている。これは全くもって納得できない。
 ここでは「ラインの黄金」を比較してみる。
 今度の価格:S席26,250円、A席21,000円、B席14,700円、C席8,400円、D席5,250円、Z席1,500円
 2001年価格:S席23,100円、A席18,900円、B席14,700円、C席11,550円、D席7,350円、E席4,200円
 プレミエ時にもZ席はあったはずなのだが、新国立劇場のウェブサイトにある公演記録には載っていなかった。