2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ペーター・コンヴィチュニー

世界のオペラ上演において、最も注目を集める演出家を一人あげよと言われれば、私はドイツのペーター・コンヴィチュニーをあげることにためらいはない。 彼の演出したオペラに初めて接したのは、2006年2月のシュトゥットガルト歌劇場による「魔笛」だったが…

リーマン・ショック

9月15日、アメリカの証券会社である「リーマン・ブラザーズ」が、63兆円の負債を抱えて経営が破たんした。このページでとりあげている音楽業界など芸術・文化団体にとって決して他人事ではない事態である。 そのことを気づかせてくれたブログ→http://yakupen…

フランス芸術アカデミーの正会員

来月にウィーン国立歌劇場の日本公演で、ベートーヴェン作曲「フィデリオ」を指揮する予定の小澤征爾が、フランス学士院の一部であるフランス芸術アカデミーの「正会員」に選ばれた。 プレスリリースはこれ↓ http://www.academie-des-beaux-arts.fr/actualit…

バイロイト音楽祭

リヒャルト・ワーグナーの舞台作品(それも「さまよえるオランダ人」以後)や、ベートーヴェンの交響曲第9番以外の作品を上演することがほとんどないバイロイト音楽祭には、これまでワーグナー家の人たちが総監督を務めてきた。そして8月末で引退したウォル…

内田光子の近況

11月から12月にかけて日本で公演を行うベルリン・フィルのサイトを見ていたら、興味深い記事に出会った。このオーケストラの本拠地(フィルハーモニー)における、ピアニスト・イン・レジデンス2008・2009シーズンに内田光子が就任したというのである。http:…