ペーター・コンヴィチュニー

 世界のオペラ上演において、最も注目を集める演出家を一人あげよと言われれば、私はドイツのペーター・コンヴィチュニーをあげることにためらいはない。
 彼の演出したオペラに初めて接したのは、2006年2月のシュトゥットガルト歌劇場による「魔笛」だったが、以後同年4月の「皇帝ティトの慈悲」(東京二期会)、2007年11月の「タンホイザー」(ゼンパー・オーパー)、今年4月の「アイーダ」そして9月の「エフゲニー・オネーギン」と観る毎に、考えさせられてきた。
 彼の演出については、許光俊氏の書いた「コンヴィチュニー オペラを超えるオペラ」(青弓社、2006年)が詳しいが、最近になって、音楽プロデューサーの平井洋氏が主宰するサイト「Music Scene」に、インタビュー記事が掲載されている。
http://musicscene.jp/musicscene/artists/