2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

感心できない公演(その2)

昨日は、オランダのロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団による京都公演に行ってきたが、これが一部の曲を除いて現状では今年ベストの出来だったと思っている。そのことは他日まとめるとして、昨日の倍以上の出費をしたが良い印象を持てなかったオペラ公演の…

チェチーリア・バルトリ

音楽を演奏するのは生身の人間である。人間であるがゆえに、いつも万全の体調であるわけはなく、時には演奏できない状態に陥るため、コンサートの延期や中止につながったりする。災害や戦争などの不可抗力により、約束の場所に行かれなくなってしまうことだ…

感心できない公演(その1)

出だし数小節の出来によって、演奏の全体の良しあしが決まると書いているコラムに何度か目にしたことがあるが、そのことを実感させられた演奏会に接する機会があった。 2005年にオープンした兵庫県立芸術文化センターを拠点とする、兵庫芸術文化センター管弦…