コンサート

Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks / バイエルン放送交響楽団

2年もブログを中断していたが、久しぶりに書くこととする。 ドイツではNHKにあたる放送局が各州に存在するが、2012年はヘッセン州とバイエルン州の放送局に属するオーケストラが日本にやってきた。ヘッセン州のほうは6月に聴いたのだが、これが指揮者、…

フィラデルフィア管弦楽団 対 イーヴォ・ポゴレリッチ(The Philadelphia Orchestra vs. Ivo Pogorelich)

先月28日(2010年4月)、東京のサントリーホールでフィラデルフィア管弦楽団の演奏を聴いた。前半にピアノ独奏で登場するはずだったマルタ・アルゲリッチ(Martha Argerich)は、娘の出産に立ち会うとかでキャンセルしてしまった。その代わりに出演すること…

大野和士と京都市交響楽団

昨年4月に初めて定期演奏会へ出かけて以来、久しぶりに京都市交響楽団の公演に出かけた(2009年7月23日:京都コンサートホール)。指揮者は大野和士だったが、主催者は指揮者の客寄せ力に驚かされたであろう。何しろ当日券には数十人の長蛇の列ができていた…

ベルリン・フィルの2009/2010シーズン

5月になって、やっとベルリン・フィルハーモニー管弦楽団が、次シーズンのプログラムを発表した。 http://www.berliner-philharmoniker.de/de/konzerte/saison-20092010/ (詳細:http://www.berliner-philharmoniker.de/konzerte/kalender) 毎年5月1日…

マリインスキー管弦楽団の日本公演(2009)

先日新国立劇場に行った際、東京ではコンサートホールなどの入口でよく行われているが、チラシの束を配っているのに出くわした。情報収集の一環として受け取って中を見ると、マリインスキー歌劇場管弦楽団の日本公演の案内があった。 それによると、今回のツ…

バイエルン放送交響楽団の2009/2010シーズン

ミュンヘンのバイエルン放送交響楽団が来シーズンの公演詳細を発表した。音楽事務所のジャパンアーツが一部発表していたが、日本ツアーの詳細も発表された。 ジャパンアーツ→http://japanarts.cocolog-nifty.com/artistvoice/2009/02/index.html バイエルン…

ミュンヘン・フィルの2009/2010シーズン

ドイツのミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団が来シーズンの公演詳細を発表していた。PDF自体は104頁なのだが、現物のほうのページ表示は190頁余りもある大部だ。 http://www.mphil.de//mphil/pdf/Mphil_JahresPRO0910_www.pdf 後ろのほうに「Reisen in de…

シンシナティ交響楽団の日本公演

音楽事務所のジャパンアーツが一部発表していたが、シンシナティ交響楽団の日本ツアーの詳細が発表された。 ジャパンアーツ→http://japanarts.cocolog-nifty.com/artistvoice/2009/02/index.html シンシナティ交響楽団→http://cincinnatisymphony.org/Media/…

東京二期会の「ラ・トラヴィアータ」

2月14日に東京文化会館で観た。これまで、「ラ・トラヴィアータ(椿姫)」は藤原歌劇団のプロダクションにしか接したことがなかったので、今回の宮本亜門による演出は新鮮だった。 東京二期会はダブルキャストによる上演を実施しており、2日前の12日にも14日…

山下洋輔の出演した定期演奏会

先週の金曜日(1月9日)に、兵庫芸術文化センター管弦楽団の定期演奏会を聴きに、西宮まで出かけた。 曲目は、前半が山下洋輔のピアノ協奏曲第3番「エクスプローラー」で、後半がショスタコーヴィチの交響曲第5番作品47だった。 前半は、山下による自作自演…

ドゥダメル・イン・広島

ユース・オーケストラでありながら、世界的に見てその知名度はウィーン・フィルにも劣らないといってよいだろう。ベネズエラの「シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ」が18日に広島で公演を行うというので、新幹線にて出かけた。 チケットの発売開始が10…

感心できない公演(その1)

出だし数小節の出来によって、演奏の全体の良しあしが決まると書いているコラムに何度か目にしたことがあるが、そのことを実感させられた演奏会に接する機会があった。 2005年にオープンした兵庫県立芸術文化センターを拠点とする、兵庫芸術文化センター管弦…

長岡京室内アンサンブル(神戸公演)

世界的に存在が知られているにもかかわらず、東京でなかなか演奏会を行わない団体、それが長岡京室内アンサンブルという印象をかねてから持っていた。2005年の「ラ・フォル・ジュルネ」でようやく実演に接することができたが、会場が東京国際フォーラムの小…