歌劇

2010年は「キャンディード」

今日は兵庫県立芸術文化センターでオペラ「カルメン」を観た。その感想は後日書くとして、今日の話題は会場でもらったチラシとプログラムに掲載されていた来年の予定についてである。 同センターでは、毎年夏に、芸術監督の佐渡裕が大ホールでオペラを指揮す…

カルメンのために

来週の土曜日(6月27日)に、数年ぶりにビゼー作曲の「カルメン」を、兵庫県立芸術文化センターへ観に行く予定である。 http://www1.gcenter-hyogo.jp/sysfile/center/carmen/index.html 同センターでは、夏に自主製作のオペラ公演を行うのが恒例化しており…

トーキョー・リング(ワルキューレ)

新国立劇場によるワーグナーの「ニーベルングの指環」第2部を、千秋楽の日に平日ながら観た。土曜・休日の公演がたった1回しかなく、しかもすぐに売り切れたとあって、やむを得ず平日のマチネーにした。 しかし、仕事を休んで行った甲斐があった。プレミエ…

若杉弘が降板(新国立劇場)

5月に4回、新国立劇場が上演するショスタコーヴィチの「ムツェンスク郡のマクベス夫人」を指揮するはずだった若杉弘が、降板したとのことである。産経新聞、スポーツニッポン及びスポーツ報知の電子版で報じられている。今日の23時時点で新国立劇場のウェブ…

トーキョー・リング(ラインの黄金)

私事だが、新国立劇場が制作した「ニーベルンクの指環」4部作には、2003年プレミエの「ジークフリート」で初めて接した。その時はダブルキャストだったこともあって2度出かけた。翌年の「神々の黄昏」も1度だけ観たが、その後は演出家たちともめたらしく、再…

東京二期会の「ラ・トラヴィアータ」

2月14日に東京文化会館で観た。これまで、「ラ・トラヴィアータ(椿姫)」は藤原歌劇団のプロダクションにしか接したことがなかったので、今回の宮本亜門による演出は新鮮だった。 東京二期会はダブルキャストによる上演を実施しており、2日前の12日にも14日…

再演なのに値上げ

東京の新国立劇場は、2009年の3月から4月の間に、ワーグナーの「ニーベルンクの指環」から「ラインの黄金」と「ワルキューレ」を上演する予定である。両演目は、それぞれ2001年と2002年にプレミエだったプロダクションの再演なのだが、にもかかわらずSおよ…

「ドン・ジョヴァンニ」のティンパニ奏者

12月13日に新国立劇場でモーツァルト作曲の「ドン・ジョヴァンニ」を観た。当日の模様は東条碩夫さんのブログを参照していただくとして、ここでは個人的に驚いたことを書く。 (東条さんの日記:http://concertdiary.blog118.fc2.com/blog-entry-360.html) …

感心できない公演(その2)

昨日は、オランダのロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団による京都公演に行ってきたが、これが一部の曲を除いて現状では今年ベストの出来だったと思っている。そのことは他日まとめるとして、昨日の倍以上の出費をしたが良い印象を持てなかったオペラ公演の…

オペラ上演の情勢を知る

11月に来日して公演を行うイアン・ボストリッジのことを調べていたら、思わぬデータベース兼ポータルのサイトを見つけた。「OPERABASE」という名前である。 http://www.operabase.com/index.cgi?lang=en 左の「Performances」をクリックして、Titleに「Eugen…