2010年は「キャンディード」

 今日は兵庫県立芸術文化センターでオペラ「カルメン」を観た。その感想は後日書くとして、今日の話題は会場でもらったチラシとプログラムに掲載されていた来年の予定についてである。
 同センターでは、毎年夏に、芸術監督の佐渡裕が大ホールでオペラを指揮するのがほぼ慣例化している。来年はレナード・バーンスタインが作曲した「キャンディード」(原作はヴォルテールの「カンディード」で、綴りは同じCandideだ)と発表されている。2010年7月24日から8月1日にかけて西宮で6公演が実施され、その後、東急文化村オーチャードホール)でも数回上演される予定である。
 チラシによると、2006年にパリのシャトレ座でプレミエだったプロダクションとの由である。外国のプロダクションを借りて上演するわけで、これまでと違って自主製作ではない作品となる。なお、このプロダクション自体は、シャトレ座がイングリッシュ・ナショナル・オペラ(ロンドン)とミラノ・スカラ座と共同で制作したものである
http://www.enoinsideout.org.uk/eno/?page_id=5
http://englishnationalopera.wordpress.com/2008/07/11/the-pursuit-of-happiness-photography-competition/
カルメン」でも東京二期会などとの共同制作だっただけに、少なくとも製作段階から関わる作品を今後も上演してもらいたかったのだが。