来日オーケストラの話題(ベルリン・フィル)
2005年以来3年ぶりに、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団が日本で9回の公演を行う。いずれの日のプログラムとも、ドイツまたはオーストリアで活動した作曲家達の作品だけを取り上げる(筆者は11/29の公演を聴く予定)。
あたりまえじゃんと言われそうだが、このオーケストラの音楽監督に、リバプール生まれのサー・サイモン・ラトルが就任して以降、ヨーゼフ・ハイドンやグスタフ・マーラーを除けば必ずしもそうとは言えなかった。前回の来日公演のうち、NHKホールではモーリス・ラヴェルの「マ・メール・ロワ」組曲がプログラム前半にのせられていた。
CDのリリースを見ていると、ドイツものはハイドンなどは録音に積極的なようだが、ベートーヴェンは歌劇「フィデリオ」のみで交響曲の録音は出していない。最近では、ストラヴィンスキーの交響曲集やベルリオーズの「幻想交響曲」のCDを出している。
(ベルリオーズはBBCのレビューでは評価が良くない→http://www.bbc.co.uk/music/release/rxbd/)